急性期病棟(39床)
当病棟は、年間約1300件もの手術を受ける患者様をお迎えする部署です。急な受傷で、手術という治療を余儀なくされた患者様の中には、手術当日に入院・退院となる方も多くいらっしゃいます。安心して臨んで頂けるよう、安全・安楽な周術期ケアの提供に日々取り組んでいます。連日多くの患者様が入退院で入れ替わる慌ただしい部署ではありますが、チームワークが抜群に良く、皆で協力する力が形成されている強みがあります。残業は殆どありません。ママさんナースへの理解も厚く、互いに助け合う気持ちを忘れません。育休後安心して働ける環境として、復帰してくれる看護師が多く存在します。また、休暇の希望は100%実現を目指し、有休取得率も90%以上と高く、プライベートを充実できる職場です。新入職者への指導体制も整備していますが、画一的ではなく、その方にあわせて変更しています。一日も早く仲間としてメンバーシップが発揮できるよう、入職者と指導者が目標共有しながら進めています。
回復期リハビリ病棟(60床)
回復期リハ病棟では、急性期の治療を終え社会復帰に向けてADL獲得を目指す患者様をお迎えしています。自宅や施設など退院先は多様ですが、その人らしく・一日も早く、快適な日常生活を過ごせるよう、患者様ひとり一人を尊重した退院支援に取り組んでいます。入院生活の場は全てがリハビリの一環と捉え、ADL拡大に向けた介助法を見出したり、ご家族の心理面へのケアにやりがいを感じます。
医師・看護師・看護補助者・リハビリ・MSWなどの多職種がチームとなり、退院目標や計画を共有しながら、段階に合わせた支援を行っています。
手術室・中材
整形外科を中心に、形成外科・脳神経外科の手術を実施しています。特に、外傷手術に強みを持ち、鎖骨骨折の手術は、昨年度全国一の件数となりました。観血的整復内固定術だけではなく、人工骨頭置換術や、人工関節置換術・脊椎固定術なども実施しています。
当院の手術室は2部屋ですが、年間約1300件の手術を実施しており、安全で効率的な手術室運営のためには、良好なコミュニケーションとチームワークの発揮が求められます。専門性の高い分野の手術介助を安全に実施できるよう、定期的に勉強会も開催し研鑽も重ねています。
外来(専門外来・救急外来)
外来は約200人/日の患者様が来院されます。標榜診療科は10科で、各診療科が専門性の高い医療を提供しています。CT・MRIは受診当日に対応しており、早期の診断・治療方針の決定に繋げています。整形外科・形成外科・脳神経外科は手術になる患者様が多く、治療がスピーディーに進められることで、少しでも早く社会復帰できるよう支援しています。地域や企業の健診事業にも注力し、立地上多くの外国籍の患者様もお見えになります。消化器科領域では内視鏡検査を年間430件実施しており、苦痛なく検査を受けられた、と多くの患者様から評価を頂いています。
当院は二次救急体制を取っており、医師・看護師・パラメディカルスタッフで連携し「24時間断らない」をモットーに、年間6000台超の救急搬送を受け入れています。近隣には三次救急体制の病院が多数あり、連携を取りながら、地域の中核病院として診療に取り組んでいます。